以前に大型免許まで取っていて取り消しや失効になった方で、また大型免許まで取り戻すことを
お考えなら、大型特殊から大型免許と受験するのが良いかもしれません。大型特殊免許は場内
試験しかないうえに、取得時講習もないためすぐに取れます。しかし、その操作や形状が他の自
動車と大きく違うために特殊と呼ばれていますから、運転経験のない方は学校や教習所に通う方
が良いでしょう。数時間だけでも教習を受ければ合格の可能性は十分にありますよ。
けん引免許は方向変換さえ出来れば、その他の運転は中型程度のトラックの運転経験があれば
問題はないでしょう。方向変換は事前にその動きを徹底的に研究して、試験で練習をするつもりで
受けていけば、こちらも十分に可能性はあります。そうはいっても、いずれも特殊な運転操作が必
要な免許ですから、自信のない方の一発試験はオススメしません。また、これらの免許は試験を
実施していない免許センターや試験場も多くあり(各都道府県に1ヶ所はあります)、受験地が自
分の所在地から遠い場合は、何度も通わなくて済むようにするためにも、数時間は教習を受けて
から受験することをつよくオススメします。
大型特殊・けん引免許の一種・二種の全体の流れはこうなります。
一種と二種の違いは合格基準(一種は70点、二種は80点)です。
車種はMT車しかありません。
○二種免許の受験資格
大型、中型、普通、大型特殊免許のいずれかの免許を現に受けており、
そのいずれかの免許を受けていた期間(免許の効力が停止されていた期間を除く。)が
通算して3年以上の方、または他の二種免許を取得している方。
また、けん引二種は上記条件とあわせて、けん引の一種免許を持っていないと受験できません。
※各地の免許センター・試験場、講習の受講地により細かい部分に差異があることがあります。
必ず事前に問い合わせて下さい。
※取消処分者講習 |
他の免許を持たずに大型特殊を受ける方で、以前に免許の取消処分を 受けていた人は、試験前までに受講しなければなりません。 欠格期間が明ける前でも受験可。 事前に免許センター・試験場へ問い合わせましょう。 ※免許の失効処分の方は受講する必要はありません。 |
①試験の予約 |
最寄の免許センター・試験場、警察署で試験の予約を取りましょう。 他の免許をお持ちの方はその免許証、お持ちでない方は本籍が記載されて いる住民票が必須です。 |
②適 性 検 査 |
視力は両眼で0.7以上、片眼がそれぞれ0.3以上が必要です。 片眼が0.3未満の場合は他眼の視野が左右150度以上で 視力が0.7以上。 足りない場合は『眼鏡等』の条件がつきます。 ※適性検査の実施は学科試験後になる場合があります。 |
③学 科 試 験 | 正誤問題で文章問題90問、イラスト問題が5題、90点以上で合格。
イラスト問題は1題が2点、3つすべて正解しなければならない。 ※普通免許等を持っている場合は免除となります。 |
④技 能 試 験 |
場内にて実車走行、持ち点100点からの減点方式。 下車した後に一種なら70点、二種なら80点以上残っていれば合格と なります。 |
⑥免 許 交 付 |
受験をした免許センター・試験場で交付してもらう。 取得時講習はありません。 |